木造不動明王立像(もくぞうふどうみょうおうりゅうぞう)

木造不動明王立像

指定区分

市指定文化財(彫刻)

指定年月日

令和5年9月22日

所在地
中舘地内
管理者
観音寺
時代・時期
鎌倉時代
大きさ

像高80.2センチメートル

員数
1躯
 
 
 

施無畏山延命院(せむいざんえんめいいん)観音寺の本尊である延命観音の左脇侍(ひだりきょうじ)として、安置されています。

木造寄木造りで古色塗り、玉眼(ぎょくがん)で右手に宝剣、左手に羂索(けんさく)を持ちます。

頭部を巻髪(けんぱつ)とする点や口を閉じて左右の牙を上下に出す点において、「不動十九観」(ふどうじゅうきゅうかん)の特徴を示します。

同じく中舘観音寺にある毘沙門天立像と対になるように造像されたと思われますが、本像の巻髪や衣文(えもん)の表現には硬さが見られるため、毘沙門天立像よりも後の14世紀前半頃の作と考えられます。

 

 

 

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  • 【ID】P-11410
  • 【更新日】2024年8月7日
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