外塚遺跡から出土したもので、肩部と体部の中央に装飾の主体を置く注口土器です。底部は上げ底となり、口頸部が内弯してやや大型になります。肩部を3帯で構成し、上位2帯が微隆起線、下段は沈線区画の縄文帯で、それぞれ尖った瘤を貼付けています。体部は、幅広い縄文帯で区画内に注口部と刻みをもつ大型の瘤を器面周囲に4単位で貼付け、その中間部に楕円文を描き、さらに瘤と楕円文を中継する対弧線文を描き、区画外を磨り消して微細な瘤を貼付けています。最後に器面を棒状工具によりナデ仕上げを行っています。 |
注口土器(ちゅうこうどき)
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- 【ID】P-369
- 【更新日】2010年1月21日
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