指定区分
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市指定文化財(歴史資料)
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指定年月日
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平成14年2月25日
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所在地
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関本分中地内
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管理者
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個人
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時代・時期
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江戸時代
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大きさ
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総高280cm
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高札とは、江戸時代に法令、禁令などを板札に墨書したもので、それによって地域の人々に公示したものです。この高札を掲げる高札台を設置している場所を高札場(札場ともいう)といい、人目につきやすい四通八達の場所に設けられているのが普通です。ここも、関本六ヶ村の中心的な位置にあり、街道に面していることによります。
3本の太い縦柱と3本の横木によって作られ、比較的大きな切妻屋根を懸けた本体、さらにはその保護のために角材による玉垣を四方に廻らせています。屋根や柵の基礎・土台は後補材を使用していますが、全体として江戸時代末期の形や部材をよく残し、当時の様子をよく留めています。また、高札台に打ち込まれている鉄製の鉤は、高札を留める金具ですが、この鉤も当時のものと推定されています。