羽黒神社旧拝殿(はぐろじんじゃきゅうはいでん)

羽黒神社旧拝殿(はぐろじんじゃきゅうはいでん)
指定区分
市指定文化財(建造物)
指定年月日
昭和61年6月26日
所在地
甲地内
管理者
羽黒神社
時代・時期
江戸時代
員数
1棟

旧拝殿は、桁行三間、梁間二間正面に一間の向拝を設けています。現在は瓦棒銅板葺の寄棟造ですがもとは茅葺です。室内を化粧屋根裏とし、大虹梁(だいこうりょう)に大瓶束(たいへいづか)を立て、大斗・拳鼻をのせて化粧棟木を受けます。角柱は大面取りで頭貫・内法貫をまわし、柱上は大斗・平三斗を組み四隅と正面では枠肘木状になっています。側面中央の柱上には上記の大瓶束上と同じ拳鼻をのせています。
これらの細部が示す絵様・線形は、いずれも江戸時代初期の特色をもっています。享保16年(1731)の銘をもつ修復棟札が残されており、寛永11年(1634)に本殿とともに造営されたものを、このときに改修し向拝、廻縁を新たにつけたことが記されています。

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  • 【ID】P-316
  • 【更新日】2010年1月21日
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