句会に参集した与謝蕪村の俳友が一句ずつ寄せ、句集刊行の版下はすべて蕪村の自筆となっています。
蕪村は、初め俳号を宰鳥としていました。東北地方の旅を終えて、宇都宮の佐藤露鳩のもとに着き、ここで露鳩一派の俳人たちと交わり、寛保4年(1744)に歳旦帖を編みました。これが蕪村の寛保歳旦帖であり、このとき初めて「蕪村」の号を用いています。この歳旦帖により蕪村の号の使用時期が証明されることから非常に貴重なものです。 |
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宇都宮歳旦帖(うつのみやさいたんじょう)
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- 【ID】P-362
- 【更新日】2010年1月21日
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