夏冬二様の陣羽織で、鈴木十郎右ヱ門良秋が下館藩剣道師範就役当時、江戸において製作したものと思われ、オランダラシャを使用し家紋の大紋を配し、いずれも保存の状態が極めて良いものです。
陣羽織は、当世具足の上に着用し陣中での礼容を整えるために用いた衣服で、ときには華麗な地質に軽快に仕立て、そのまま軍陣に臨んで存在明示の標識としました。室町時代末期から半臂(はんぴ)や肩衣胴服を使用したが、次第に軽快なそでなし腰切りの羽織となりました。 |
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陣羽織(じんばおり)
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- 【ID】P-354
- 【更新日】2010年1月21日
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