指定区分 |
市指定文化財(考古資料) |
指定何月日 | 令和4年4月22日 |
所在地 | 伊佐山地内 |
管理者 | 延命寺 |
時代・時期 | 南北朝時代 |
大きさ | 高さ約54センチメートル、幅約21センチメートル、厚さ約2センチメートル |
員数 | 1基 |
この板碑は、秩父青石(ちちぶあおいし)とも呼ばれる緑泥片岩(秩父地方で産出される青みがかった石)で作られる武蔵型(むさしがた)板碑で、大きな欠損はなく良好な状態です。
主尊(しゅそん)を表す種子(しゅじ)は梵字のキリーク(阿弥陀如来を表す梵字)で、蓮華座の下には、紀年銘(きねんめい)「文和三年」と刻まれており、西暦1354年造立であることがわかります。
南北朝時代、当市は南朝方の勢力圏下にありましたが、この板碑には北朝方の年号である「文和三年」が刻まれているという特徴があります。