来迎の弥陀は、絹本著色(けんぽんちゃくしょく)の弥陀像で絹地表装の軸物です。布地に紺の下塗りをし、画面上部に空間を広くとり、往生人に接近した位置を示しています。中央の阿弥陀如来立像は上品下生(じょうぼんげしょう)の印を結び、中尊の裾の左側に合掌する勢至、右側下に往生人を迎えるための蓮台を奉持する観音を描いています。資成和尚念持来迎三尊像総含沙弥が観音院に寄進したもので、平安時代、恵心僧都(えしんそうず)により制作されたものといわれています。 |
来迎の弥陀(らいごうのみだ)
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- 【ID】P-280
- 【更新日】2010年1月21日
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