●筑西市の喫煙の現状(令和4年度健康づくりに関するアンケートから抜粋)
■喫煙の有無(市民)
→令和4年9月時点で喫煙している割合は13.7%で、平成29年9月の前回調査と比べて減少している。
■喫煙の有無(市民・性年齢別)
→男性の方が喫煙している割合が高く、男女とも年齢が高くなるほど喫煙している割合は減少している。
●喫煙は命を落とす最大の危険因子です!
「そろそろやめないと…」「本数を減らしたい」と思いながらも、タバコを吸い続けていませんか?
あなたが吸っているタバコには、様々な有害物質が含まれており、日本ではタバコが原因で年間13万人が亡くなっています。
タバコは、人々の健康に大きな影響を与えています。あなたも今日から禁煙を始めてみませんか?
1.タバコの3大有害物質とは
(1)ニコチン…依存性が高い。効果が切れると不快感、抑うつ気分、イライラなど離脱症状が出る。
血圧の上昇や心臓への負担もかかり、血管の老化にもつながる。
(2)タール…発がん物質やがんの発生を促進する物質などを含む。
(3)一酸化炭素…動脈硬化を促進させ、心臓病などが起こりやすくなる。
2.健康を脅かすタバコの害
(1)がん…喫煙男性は、非喫煙者に比べて肺がんによる死亡率は約4.5倍。
(2)循環器疾患…喫煙者は、非喫煙者に比べて虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)の死亡率が1.7倍。
(3)呼吸器疾患…喫煙により気道や肺自体を傷つけ、慢性閉塞性肺疾患などを引き起こす原因にもなる。
3.受動喫煙の害
受動喫煙とは、自分の意思に関係なく、他人のタバコの煙を吸ってしまうことをいう。
煙には、喫煙者が吸い込む「主流煙」、喫煙者が吐き出す「呼出煙」、たばこの先端から立ち上る「副流煙」があり、特に副流煙に含まれる有害物質の濃度は、主流煙に比べ高いことが分かっている。それにより様々な健康被害が生じ、日本では受動喫煙により年間約1万5千人が亡くなっていると推定される。
近年、受動喫煙の害が大きな社会問題になっており、平成30年に健康増進法が改正され、飲食店・職場内の原則屋内禁煙が義務化された。望まない受動喫煙を防止するための取り組みはマナーからルールへとなった。
●筑西市の禁煙の現状(令和4年度健康づくりに関するアンケートから抜粋)
■禁煙の理由(市民・複数回答)
→禁煙の理由として一番多いのは、「自分自身の健康に悪いから」が5割程度、次いで 「病気や入院がきっかけで」 となっている。中には「医師や周りの人にやめるよう言われたから」「周りの人の健康に悪いから」と、身近な人の健康を考えて禁煙を始める人もいる。
●禁煙を始めてみましょう
「タバコをやめたいのにやめられない」「ストレス解消のため」「リラックスできる」などと思っている方、それは単なる習慣ではなく"ニコチン依存症"という病気です。
禁煙は、薬などを使わずにできますが、医療機関の禁煙外来や禁煙補助剤を利用すると、ニコチン切れの症状を抑えることができ、比較的楽に、確実に禁煙に取り組むことができます。
禁煙をすると、健康面はもちろん、様々なメリットがあります。タバコが、自分の身体や身近な人にどのような影響を与えるのかを知った今日をきっかけに、禁煙にチャレンジしてみませんか。
禁煙について相談したい方は、お近くの医療機関、薬局、筑西市保健福祉部健康増進課までお問い合わせください。
【タバコについてのホームページ】
喫煙による健康影響 | Tobaccos | e-ヘルスネット(厚生労働省)
【禁煙について知ってほしいこと】