【令和7年5月2日更新】
部活動の地域展開とは
〇子どもたちが生涯にわたってスポーツ・文化芸術活動に親しみ続けるための場を整えるために、令和8年度から中学校の休日の学校部活動を「地域クラブ活動」に転換します。学校部活動は原則として平日のみの実施となります。子どもたちが「地域クラブ活動」の中から自分が希望する活動を選び、参加できるような仕組みをつくっていきます。
なぜ、学校部活動を地域へ
〇少子化の影響で部員が減り、チーム編成ができない。
〇休部や廃部により、通学する学校に自分のやりたい学校部活動がない。
〇学校部活動に対する子どもたちのニーズが多様化している。(「楽しく活動したい」「大会で結果を残したい」「スポーツも文化活動もやりたい」「上達したい」など)
〇経験や指導歴のない先生が学校部活動を担当している。
⇒このような学校が増えてきています。
学校部活動を今までと同じように維持していくことが困難になるなかで、子どもたちが生涯にわたってスポーツ・文化芸術活動を継続して行うことができるよう、休日の部活動の地域展開を推進する必要があります。
地域クラブ活動とは
○地域のクラブチーム、民間事業者、文化芸術団体、保護者会などによる地域が中心となって行う活動です。地域クラブ活動には、いろいろな形があります。
【気軽に楽しく】
・みんなで参加できる活動 ・勝つことだけを目的としない活動
・新しい活動にチャレンジ ・趣味や健康づくりの活動 など
【技能の向上】
・技能や競技力の向上・高いスキルの習得を目指す活動
・大会や発表会への参加を目指した活動 など
※筑西市には、すでに活動している地域クラブがあります。
【詳しくは『中学生を受け入れている地域クラブ紹介』をご覧ください。】
地域展開のメリット
〇「楽しんでやりたい」「競争力の向上を目指したい」「複数の競技に取り組んでみたい」など、生徒一人一人のニーズに応じた活動を選択することができます。
〇地域の指導者から専門的な指導が受けられる。
〇様々な年代の人と交流したり、学校の枠を超えた活動に参加することができます。
〇学校段階にとらわれない継続的な活動(引退のない継続的活動)ができる。
〇複数の活動に取り組むことができ、自分の目的に合った活動の選択ができます。
【活動例】
・Aさん → 平日:野球部(部活動)/休日:野球クラブ(地域クラブ活動)
・Bさん → 平日:吹奏楽部(部活動)/休日:テニスクラブ(地域クラブ活動)
・Cさん → 平日:バレーボール部(部活動)/休日:オフ
・Dさん → 平日:オフ/休日:スイミングクラブ(地域クラブ活動)
・Eさん → 平日・休日とも:サッカークラブ(地域クラブ活動)
学校部活動と「地域クラブ活動」の違い
【学校部活動】
・学校が主体となって行われる活動
・教職員が顧問として監督、指導を行う
・学校教育の一環(学校管理下)
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【地域クラブ活動】
・地域が主体となって行われる活動
(クラブチーム、文化芸術団体、保護者など)
・地域の指導者が監督、指導を行う
・社会教育の一環(学校管理下外)
・多世代・多種目な活動、多様な場所で実施
(学校施設・公共施設など)