平成31年2月3日(日)、鬼怒川沿い(国道50号下)において、鬼怒小貝漁業協同組合(代表理事組合長 中川行雄氏)主催による鮭の稚魚放流会が行われました。
鬼怒小貝漁業協同組合では、例年11月下旬に鬼怒川で鮭を捕獲し、採卵した卵をふ化させ、稚魚になるまで大切に育ててから放流する取り組みを行っています。
鮭の稚魚はデリケートで、餌やりや水温調整など、24時間体制で管理しなければならない大変な作業ですが、今年はおよそ20万匹もの稚魚を飼育したそうです。
参加者は市内のみならず結城市や下妻市からも訪れ、「がんばって泳いでね」「元気に帰ってくるんだよ」と声をかけながら稚魚を見送っていました。
稚魚はこれから川を下り、日本からオホーツク海、ベーリング海を回遊し、およそ4年の歳月をかけて生まれ故郷に帰ってきます。この習性を「母川回帰(ぼせんかいき)」といいます。
この日は放流イベントのほか、鬼怒川を愛する会(代表 五十嵐孝行氏)による豚汁の提供や、鬼怒川の石に絵を描く「石ころアート」などの催しが行われ、大変にぎわいました。
筑西市では、「鮭が帰ってくるまち」として鮭の遡上を市内外にPRしております。
稚魚放流会は、ふるさとの自然にふれながら、生物の神秘を感じ、自然環境を考えるきっかけになる大変貴重な機会です。
今後もホームページ等で情報発信を行いますので、ぜひチェックしてくださいね。