取材日記
「映像と雅楽で綴る-小栗判官ものがたり」(11/17)
「映像と雅楽で綴る 小栗判官ものがたり」(11月17日開催)
11月17日、市民会館で小栗判官蘇生会による「小栗判官ものがたり」の発表が行われました。
小栗判官蘇生会は、郷土史家の大和田渉代表を中心に今年10月に発足。
まずは地元の人たちによく知ってもらおうと、今回の集いが企画されました。
(写真:大和田代表)
■紙芝居とカルタの映像による解説
岐阜県大垣市教育委員会がまとめた紙芝居の映像で、大和田代表が「小栗判官伝説」をわかりやすく解説。
色彩豊かな紙芝居と大和田代表の優しい語り口で、物語に引き込まれます。
伝説を遊びから広めようと、大和田さんが作った「小栗判官カルタ」も紹介。絵札を募集するということです。
(小栗判官伝説をご存知でない方は、こちらをご覧ください。)
■小栗サミット提唱者・篠崎隆さんによる解説
篠崎さん(桑山)は小栗判官研究の第一人者。全国的な取り組みの「小栗サミット」提唱者でもあります。小栗判官を辿り全国を回って情報収集したお話が、観客の興味を強くひいていました。
「小栗判官伝説は、世界的に知られる伝説でもある。お茶のみの席でもかまいません。歴史を後世に語り継ぎましょう。」
■市長挨拶
昨年の小栗判官まつりで判官役を務めた吉澤範夫市長
「今日は映像や雅楽という新しい方法で小栗判官伝説を発表されます。このような熱心な取り組みは、市民によるまちづくりという意味でも意義深いもの。ぜひ全国に広めてほしいと思います。」
■雅楽で綴る小栗判官ものがたり
国内外で活躍する雅楽奏者、西原祐二さん・貴子さん夫妻による演奏では、「小栗判官の毒殺を悲しむ照手姫」など、ものがたりが音によって表現されました。
厳かな響きを聞いていると、小栗判官と照手姫が思い合う情景が浮かびます。
演奏後は西原さんが楽器の説明をしてくださいました。
普段なかなか得られない知識に、会場からは感嘆の声も。
12月5日(日)には小栗判官まつりも開催されます。
この機会にぜひ、筑西市の歴史に触れてみてください。
―― 12月5日 小栗判官まつり開催 ――
●問い合わせ● 商工観光課 20-1160