海外へ渡航される皆様へ
感染症に注意しましょう!
海外では、日本で発生していない感染症や日本より高い頻度で発生している感染症がたくさんあります。感染症への感染を予防するために、渡航先の状況や滞在中の経過に応じた適切な感染予防を心がけてください。
感染症予防に対する情報提供先
*厚生労働省検疫所FORTH
*厚生労働省ホームページ「海外へ渡航される皆様へ」
はしか(麻しん)に注意しましょう
はしかは、麻しんウイルスによる感染力が極めて強い感染症です。
直近10年間(平成28年~令和7年)の国内におけるはしかの報告数は、新型コロナウイルス感染症流行の影響により、平成31年をピークに減少傾向にありましたが、令和5年以降、再び増加に転じています。
茨城県におけるはしかの報告数は、全国の傾向と同様に近年増加傾向にあり、令和7年は直近10年間で最多となり、令和8年は6月までに7例の報告がありました。国内外の流行状況を踏まえると、引き続き注意が必要な状況です。
※発熱や発疹のある方と接触した1~2週間後や海外渡航後に、はしかが疑われる症状が出現した
場合には注意が必要です。
感染力が強いため感染拡大を防ぐために下記へのご協力をお願いします。
・医療機関を受診する際は、事前に医療機関に連絡のうえ受診する
・受診の際は、周囲の感染拡大を防止するためにマスクを着用し公共交通機関の利用は避ける
主な症状
発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血など
※麻しんは「子どもの病気」と軽く見られがちですが、重篤な合併症(肺炎・脳炎等)を引き起こし、
死亡することもある重大な感染症です
症状が出るまでの期間
7~14日間(最大21日間)
感染経路
空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染
予防するためには
はしかの予防に最も有効は方法は、麻しん含有ワクチン接種(以下ワクチン)です。(MR混合ワクチン等)
ワクチンを接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。 また、2回のワクチン接種により十分な免疫が備わると、ウイルスの増殖を早い段階で抑えることで発症を防ぐことが期待できます。
万が一、感染した場合でも、症状が軽くなるほか重症化のリスクを下げることが知られており、周囲への感染を広げるリスクの低減にもつながります。
はしかを予防するため、母子健康手帳などでワクチン接種歴を確認し、未接種や接種歴が不明な場合は、ワクチン接種をご検討ください。
❀ワクチンについて 流行を防ぐには集団全体のワクチン接種率を95%以上に維持することが必要です
令和8年度のMR(麻しん・風しん混合)ワクチンの定期予防接種対象者
第1期 満1歳から2歳になる誕生日の前日まで(1年間)
第2期 小学校就学前の1年間(幼稚園・保育園等の年長児)4月1日~3月31日まで
☆令和2年4月2日~令和3年4月1日生まれ
特例措置 期間▷令和7年4月1日から令和9年3月31日まで
(ワクチンの供給状況等で本来の対象期間内に接種できなかった人に向けて接種機会を設けているもの)
第1期 令和6年度内に2歳になった人で令和7年3月31日までに接種できなかった人
☆令和4年4月2から令和5年4月1日生まれ
第2期 令和6年度に年長児で令和7年3月31日までに接種できなかった人
☆平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれ
※上記の令和8年度のMR(麻しん・風しん混合)ワクチンの定期予防接種対象者・特例措
置の対象者は定期接種(予防接種法に基づいて行われる接種:原則全額無料)となりま
す。上記以外の人で接種を希望する人は、任意接種(全額自費)となります。
参考1)麻しんについて
参考2)MRワクチンについて
茨城県 妊娠を希望する女性等への麻しん・風しん抗体検査について
令和8年4月1日から令和9年3月31日まで、県内の協力医療機関において、妊娠を希望する女性等が麻しん・風しん抗体検査を無料で受けることができます。
※予防接種は、無料の対象ではありません。令和8年度から麻しんの抗体検査が追加されました。
風しん
風しんウイルスによる感染症です
主な症状
発熱・発しん(全身の小さな赤い発しん)・リンパ節の腫れ(主に首、後頭部、耳の後ろ)
※発熱・発しんは数日で消失しますが、リンパ節の腫れは3~6週間続きます。
脳炎や血小板減少性紫斑病等の合併症を認めることもあります。
症状が出るまでの期間
感染後14~21日
感染経路
飛沫感染・接触感染
先天性風しん症候群 (Congenital Rubella Syndrome :CRS)について
内障等の先天異常を含むさまざまな症状を発症する先天性風しん症候群の原因となるといわれています。
(妊娠12週までにかかった場合85%、妊娠13~16週の場合は50%等とされています)
妊娠中の女性は弱毒生ワクチンの接種が受けられないため、特に抗体を持たない、また抗体価の低い妊婦の方は、風しん流行時には、不要不急の外出や人混みを避け、風しんにかからないように注意してください。また、妊婦の周りにいる人(妊婦のパートナー、こども、その他の同居家族等)は、風しんに感染しないよう予防に努めてください。
予防するためには
麻しん風しん混合ワクチンを接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスと風しんウイルスに対する免疫を獲得することができ、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。
母子健康手帳などでワクチン接種歴を確認し、未接種や接種歴が不明な場合は、ワクチン接種をご検討ください。
令和8年度のMR(麻しん・風しん混合)ワクチンの定期予防接種対象者
第2期 小学校就学前の1年間(幼稚園・保育園等の年長児)4月1日~3月31日まで
☆令和2年4月2日~令和3年4月1日生まれ
特例措置 期間▷令和7年4月1日から令和9年3月31日まで
第1期 令和6年度内に2歳になった人で令和7年3月31日までに接種できなかった人
☆令和4年4月2から令和5年4月1日生まれ
第2期 令和6年度に年長児で令和7年3月31日までに接種できなかった人
☆平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれ
以下の条件をすべて満たす人
・昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性
・令和6年度末までに実施した抗体検査の結果、風しんの抗体が不十分の人
(令和7年4月1日以降に抗体検査を実施した方は対象外)
▶昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は、予防接種法に基づく風しんの定期接種を
受ける機会がなく、風しんの抗体保有率が他の世代に比べて低いため、令和元年度から令和6年度までの期
間、全国で集中的に風しん抗体検査及び予防接種(定期)を実施していました。
置の対象者は定期接種(予防接種法に基づいて行われる接種:原則全額無料)となりま
す。上記以外の人で接種を希望する人は、任意接種(全額自費)となります。
対象者:平成2年4月1日以前に生まれた人で国が風しん予防接種を推奨する抗体価の人
MR(麻しん風しん混合)ワクチン 5,000円
ダニ媒介感染症に注意しましょう
ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることで感染する感染症です。
野外作業、農作業、キャンプ等のレジャー活動で山林や草むらに立ち入ると、ダニに刺されることがあります。
屋外での活動時には、長袖・長ズボン・帽子・手袋を着用、首にタオル巻くなどして、腕・足・首などの肌の露出を少なくしましょう。
主なダニ媒介感染症
1)つつが虫病
つつが虫病リケッチア(Orientia tsutsugamushi)による感染症です。 病原体を保有しているツツガムシ(ダニの一種)に刺されることによって感染します。
・発生時期:春~初夏、および秋~初冬の2つの発生ピークがある
茨城県では近年、継続的に報告があり、特に11月〜12月が多い傾向
・潜伏期間:5~14日
・主な症状:発熱、発疹、刺し口の3つ
(39℃以上の高熱を伴って発症、皮膚にはダニの刺し口がみられ、その後数日で体幹部
を中心に発疹がみられる)
倦怠感、頭痛、リンパ節の腫脹がみられることも多い
2)日本紅斑熱
日本紅斑熱リケッチア(Rickettsia japonica)による感染症です。 病原体を保有しているマダニに刺されることによって感染します。
・報告時期:例年5~10月にかけて、報告数が増加
(近年、茨城県における年間報告数は0〜5例で推移、4月〜11月にかけ報告がある)
・潜伏期間:2~8日
・主な症状:発熱、発疹、刺し口の3つ
頭痛、発熱、倦怠感を伴って発症し、発疹が四肢から体幹に広がる
関連情報
*厚生労働省ホームページ(感染症情報)
*厚生労働省ホームページ(わかりやすい感染症Q&A)
*茨城県ホームページ(感染症情報センター)