水谷夫人妙西大姉画像は絹本著色の掛軸で、江戸時代前半頃の作と推定されますが作者は不明です。本格派絵師の筆によるもので、戦国大名夫人としてきびしさの中にも貴品と温和な風ぼうがうかがわれます。 妙西寺の開基碑には、開基祥雲院殿蓮室妙西大姉 天正八年七月十一日 続翁全芳水谷治持夫人とあります。妙西大姉は5代治持の夫人(6代政村の母)で、剃髪して比丘尼となり妙西寺の前身である善陽寺に安居していましたが、夫人が亡くなると6代政村は禅宗を深く信奉し、結城安穏寺9世伝室存的大和尚の高弟天秀真慧大和尚を招いて開山とし、亡母を開基としました。
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