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漆芸家 大西 未穂さん

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漆芸家。父(曲輪・人間国宝)と母(鎌倉彫)に師事。石川県輪島にて、3年間沈金師に弟子入りした経験を持つ。漆、鎌倉彫、沈金とそれぞれの伝統技法を習得しており、これらを取り入れた漆工芸作品を作り続けている。国内で多くの漆芸展を開催し、また、2011年には、デンマークのスヴェンボー市役所主催の「新旧の日本文化の紹介」に招待されるなど、国内・国外で幅広く活躍している。

※曲輪…薄いヒノキの板を曲げた輪を、何重にも接着して器をつくり、漆を塗り、仕立てる高度な技法
※鎌倉彫…カツラなどの木を用いて木地を成形し、文様を彫り、その上に漆を塗る工芸品
※沈金…模様を沈金刀で彫り、凹みに漆を擦り込んで金粉などを埋め込む技法

漆芸家となることを決めたきっかけを教えてください。

幼いころから絵を描くことだったり、工作をすることが好きでした。また、両親が仕事場で作業をしているところをのぞいて見ることが好きでしたね。漆の仕事をしている両親を、幼いころから見ていたので、いつかは自分も・・・、と思っていました。

作品のこだわりを教えてください!

大切にしていることは、「本来の素材の特徴」です。国内産の「大子漆」を、油など余計なものを入れず、そのまま使用しています。そのままの漆を使用すると、温度や湿度に敏感で、繊細な調整が必要なため、非常に塗りづらいですが、漆本来の強さを最大限引き出すことができます。本来の「漆」を扱うと、初めは艶があまりないものの、耐久性に優れ、何十年以上と使うことができる。さらに、使っていくにつれ、よりよい艶が出てくる。「漆」自体を大切に、敬意をもって、扱っていきたいと考えています。

また、作品の角は、よく注意して漆を塗っています。お椀などは、角をよく使いますよね。漆は液体なので、角に漆がきちんとのらないと、頻繁に使う角が傷みやすい。使う人が、何十年も変わらない手触りで、気持ちよく使えるように、丁寧に漆を塗っています。

また、鎌倉彫の力強い彫りや、沈金を添えることで、雅で優美な作品になります。持っているだけで、ときめきを感じられる作品づくりを行っています。

『作品一覧』の画像

本来の素材の特徴を大切にした作品

 

作品の魅力は何ですか?

「漆」そのままの素材を使っている漆芸作品は、初めはあまり艶がないんです。漆芸品を、実際に使っていくことで、手の油などによって、どんどん艶がでてくる。そうすると、肌触りもどんどん馴染みのよいものになります。「漆を育てる」という感覚です。日常的に使っていく中で、廃れたり色褪せたりするのではなく、上質なものに変化していくことは、「本来の漆」を使っていることならではだと思います。

大西さんの「筑西市」について教えてください。

筑西市は美術やアートの街だと思います。陶聖板谷波山、洋画の森田茂の出身地ですし、きれいな美術館もある。筑西市にそういうイメージが定着されないことはもったいないなと思います。筑西市は、美術や伝統工芸を育む街になることができると期待しています。
また、農作物が豊富で、お野菜やお米が美味しいですよね。災害が少なく安定した気候も住みやすさの一つだと思います。

大西さんの「ちくせいかつ」について教えてください!

「漆芸作品」を製作することはもちろん、個展やワークショップを開いて、「漆芸作品」の魅力を伝えることに力を入れています。また、自宅で金継ぎや鎌倉彫の教室を開き、また、市外で講座を持っていますので、そちらで多くの人と交流しながら、実際に「漆の魅力」を体験していただいてます。
それから、卓球をやっています。運動不足解消のために、地元の卓球サークルに入って汗を流しています()
市外に試合に行ったりして、真剣に楽しんでいます。アットホームなサークルですので、随時参加者を募集中です(笑)

最後にメッセージをお願いします!

「漆芸品」を使用することで、モノを大切にする素晴らしさを実感してほしいです。日々生活していく中で、使い捨てや消耗品など「捨てる」ことに慣れず、モノを「使い続ける」良さを身近に感じてほしいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

大西 未穂 Miho Ohnishi

自宅教室(金継ぎ・鎌倉彫)や沈金ワークショップなどの情報をFacebookで随時発信しています!

※鎌倉彫教室・金継ぎ教室は、日程が変わることがありますので、お問い合わせください。

『漆芸作品』の画像

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このページに関するお問い合わせは企画課です。

〒308-8616 筑西市丙360番地 本庁舎4階 

電話番号:0296-24-2197

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