特定健康診査・保健指導等
○生活習慣病対策の必要性
糖尿病等の生活習慣病の発症には、内臓脂肪の蓄積(内臓脂肪型肥満)が関与しており、肥満に加え、高血糖、高血圧等の状態が重複した場合には、虚血性心疾患、脳血管疾患等の発症リスクが高くなります。この状況を放っておくと、心臓病や脳卒中を発症したり、重度の糖尿病合併症が起こって不自由な生活を余儀なくされます。このため、メタボリックシンドロームの概念を踏まえ適度な運動やバランスのとれた食事の定着などの生活習慣の改善を行うことにより、糖尿病等の発症リスクの低減を図ることが重要になります。生活習慣の改善による糖尿病等の生活習慣病の予防対策を進め、糖尿病等を予防することができれば、市民の生活の質の維持及び向上を図りながら医療費の伸びの抑制を実現することが可能となります。
○特定健康診査とは
特定健康診査は、糖尿病等の生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的として、メタボリックシンドロームに着目し、生活習慣を改善するための特定保健指導を必要とする方を、的確に抽出するために行うものです。
○特定保健指導について
特定保健指導は,内臓脂肪型肥満に着目し、その要因となっている生活習慣を改善するための保健指導を行うことにより、対象者が自らの身体状況や生活習慣の改善の必要性を理解し、自己管理を行うとともに健康的な生活を維持することができるようになることを通じて、糖尿病等の生活習慣病を予防することを目的とするものです。
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- 2014年6月18日
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