本殿は、文久3年(1863)4月に再建したもので、総欅一間社流造(いっけんしゃながれづくり)、土台上の腰まわりから彫刻が施され、上屋で覆われているので保存状態が良好です。 通称田中稲荷大明神と呼ばれ、古くから田中村の惣社として尊崇され、祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)で耕作豊饒・作物の虫よけ、火防の守護神です。もとは田中村の中央(現在の稲荷町の稲荷神社)のところに鎮座していましたが、安政4年(1857)正月19日、火災により本殿・拝殿を焼失したため、文久3年に田中稲荷の別当である田中山宝蔵院の境内(現在地)に遷宮し、本殿拝殿を建立しました。
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