お釈迦様が誕生してすぐに七歩あゆんで、右手で天を左手で地を指差し「天上天下唯我独尊」と唱えられた姿をあらわしたものです。 鋳銅製で、原型により台座を含めて全体を一鋳しています。面長の頭部に板状の耳をつくり、胴部と頭部がほぼ同大とみられるほど頭部が大きく、上半身をそらせ、下半身を大きく突出するなど像容のすべてに奈良時代(8世紀末頃)の特徴を見ることができます。 同寺において、4月8日のお釈迦様の誕生を祝う「花祭り」に使われていた誕生仏です。
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