みなさん、こんにちは。筑西市長の須藤 茂です。
平成25年の市長就任以来、3期12年となる私の任期も残りわずかとなってまいりました。この12年を振り返りますと、人口減少や少子高齢化の急速な進展など、社会情勢は大きく変化いたしました。
この間、長引く景気低迷による厳しい財政状況の中にありましたが、戦略的に行財政改革を実施しながら「市役所本庁舎の移転」をはじめ「茨城県西部メディカルセンター」や「道の駅グランテラス筑西」本市初となる 義務教育学校「明野五葉学園」の整備を行ってまいりました。
また、子どもたちの命を守る「中学生 通学用ヘルメット購入費補助」や県内市町村で初となる「手話言語条例の制定」、「ちくせい花火大会」の開催、「学校給食費の無償化」、そして先日の福島県伊達市との友好都市協定の締結など、本市の魅力度向上をはじめ、市民のみなさまの利便性向上や多様化する行政ニーズに応えるべく、事業を展開してまいりました。
一方で、忘れてはならない出来事として、新型コロナウイルス感染症のまん延がありました。公共施設の利用制限をはじめ、各種イベントの規模縮小や中止が相次ぐとともに、市民の皆さまの生活様式に、大きな変革を余儀(よぎ)なくされたところでありました。
これに対し市では、真壁医師会のみなさまをはじめ、関係機関の迅速な対応とご協力を得て、県内初となる「ドライブスルー型 PCR検査センター」の開設をはじめ、ワクチン接種による感染症の拡大防止を推進しつつ、経済活動の回復にも努めてまいりました。
そして今や、我が筑西市の一大交流拠点といっても過言ではない道の駅グランテラス筑西は、その盛況により駐車場が足りない状態となっておりますことから、現在、駐車場の拡張や遊具施設の充実を進めております。
加えて、私が市長就任以来、重点事業の一つとして取り組んでまいりました「西部メディカルセンター」において、この4月に「健診センター」が新たにオープンいたします。このオープンをきっかけに「健康なまちづくり」が実現されることを期待しております。
これらのほかにも、19社にのぼる企業誘致など、成果が表れてきた事業がある一方、喫緊の課題である人口減少や少子高齢化への対策などについても、新たな施策をもって取り組んでいく必要があると考えております。
この12年の長きにわたり、市政のかじ取り役を務めてこられましたのは、決して私一人の力によるものではありません。私に数々の助言をくださった市民のみなさまや議員のみなさま、そして私を支えてくれた、職員のみなさまのおかげであります。この場をお借りして、深く感謝を申し上げます。
4月23日の任期末まで、残りわずかではありますが「住んで最高!筑西。」の実現のため、最後の一日まで全力を尽くしてまいります。
最後に、この動画をご視聴のみなさん、「筑西市」は、これからも未来に向けて躍動してまいります。どうか、変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げ、私からの御礼のごあいさつといたします。
本当に、ありがとうございました。
令和7年3月26日
筑西市長 須 藤 茂